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亀山御坊本徳寺レポ

ぼちぼちとですが、春を感じさせる温かい日が増えてきましたねー。
先日、姫路市の亀山御坊本徳寺に行ったレポを忘れないうちに投稿します。

※亀山御坊本徳寺の本堂は、
新選組が実際に使用していた西本願寺屯所を移築したものです。

写真多いのでたたみます。

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「新選組十番組長 原田左之助」感想

買うべきか買わざるべきかと長らく悩んできた原田本、
なんかもう楽天でも在庫なしになってて今後入手が難しくなる気がしたので買っちゃいました。
新選組十番組長 原田左之助新選組十番組長 原田左之助
(2009/03)
菊地 明

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めっさ分厚い本なんですが、小説じゃないです。

現在に残された資料の中から史実の原田左之助をひたすらほじくり返し、
ほじくりだした内容から事実でないと著者が推察する部分を削ぎ落とし、
彼の足跡や新選組での立ち位置を真面目に追いかけた本です。

もうあまりにも考察が細かくて涙ちょちょ切れました…。

この確率は相当低いので、おそらくこっちだっただろう、とか
いろんな資料から推察するに、おそらく佐之助はこの道を歩いたであろう、とか
この資料から佐之助の名前が抜けてたのは当時まだ存在感が薄かったためと思われる、とか

細かい。とにかく細かい。

史実の原田左之助の事がとにかく知りたい、何でも知りたい、全部知りたい…っていう人にはバイブルかもですが生き様を熱く描いた創作部分は一切ないので、そういう小説っぽいのを期待して読むべきじゃない。

逆に、よっぽどこの人物に興味がないと最後まで読めない本。

あ、私も実はちょっと小説期待してたんですが、後悔はしてないです。

これ一冊あったらもう左之さんの事を知るためにいろんな歴史書漁る必要ないな…って感じ。

松山に行く前に左之さんゆかりの土地とか詳しく知りたいなーと思ってたんですが、詳しく住所や写真が載ってて助かりました。


今読んだとこまでだと
「左之助にはおそらく兄か姉がいた」「試衛館最後の食客」という考察が面白かったです。

あとがきの一番最後に
「翌年に左之助生誕百七十年を控えた年の二月  菊地 明」という記述を見た時はなんか無性に感動…


「左之助生誕二百年を○年後に控えた年の五月十日」なんてちょっと真似して言ってみたくなる(笑)


実は今日届いたばかりでまだ途中までしか読んでないんですが、
とり急ぎ「こういう本だったよ~」というご報告でした。

「原田左之助―新選組の快男児」感想

ちとここ数日体調不良ですっかり亀更新でした。

買ったのはもう随分前なんですが、夏からずっとバタバタしてたので途中までしか読めず、ちゃんと最後まで読み終わったのが先々週末。ようやく感想が書けます…(笑)。

試し読みで冒頭読んだだけで「だめだこりゃ買うしかない」とポチった一冊。

何がすごいと言って、400頁越えのボリュームなんですが、もう最初から最後まで左之さん出っぱなし!(笑)
いや、そりゃ左之さんが主人公の本なんで当然なんですが
こんなにスポットライト当たってる本なかなかないので…超嬉しい。

原田左之助―新選組の快男児原田左之助―新選組の快男児
(2004/02)
松本 攸吾

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薄桜鬼のゲームの方には確かちょっとありましたよね、左之さんの若かりしやんちゃ時代の話。
あの若いイケメン左之さんにハァハァしたのは言うまでもないんですがあれじゃ足りない。
いやむしろ飢えるばかり。

カッとなって切腹したけど一命をとりとめた…なんてもうそれだけで既に波乱万丈すぎるwww
その激しすぎる過去や、どうやってあの人格が形成されるに至ったのか、そこが知りたい。
すごーく知りたい。

で、足りない原田話(と原沖)を求めて時代小説を色々読んではみたものの、
試衛館に来るまでの左之さんの過去話は見つからず…。

それがこの本にはふんだんに出てきます。
(※私には史実に忠実かどうかより登場人物が生き生きと描かれているかどうかの方が重要事項なので無問題だけど、フィクションが多く含まれて史実と異なる話はやだ…という方には向かないと思う。小説なので)

伊予松山藩の中でも貧しく最も身分の低い家に生まれ育ったものの、卑屈にはならずたくましく成長してゆく姿や、規律違反をして厳しく折檻されても平気でそのまま寝てしまう豪胆さ(※裸にされて水責め中に寝る左之さん。ただもんじゃない)、面倒見がよくて誰からも慕われるエピソードとか。

そうそう、そういう話を求めてたんだよ~嬉しいな♪
その他、独楽回しが非常に上手だった、とか、飛び道具(石とかつぶてとか)を敵に命中させる練習もひそかに重ねていて相当の腕前だった、とかいう設定も楽しい。


どこの道場にも行けなかった若い頃、武道の腕を磨くために山でひとり黙々と槍の稽古をし続けた姿とか痺れる。

少年時代のエピソードの数々が、他の試衛館メンバーの過去話とはケタ違いの貧しさです。
身分が低く貧乏であったため、腕を磨く機会を得るためにも苦労をしている記述が随所に出てきます。

・ドン底級の貧乏のため、両親は不仲。しかし母親は美人で賢い人だった。左之さんは母親似。

・武士の中でも最下級の身分だったため、剣の腕なんか磨かなくてもいいとされ、道場にも通えなかった。
 なので腕を磨くため、山でひとり黙々と槍の稽古をした。

・道場に通ったり必要なものを買ったりするために、せっせと草鞋を作り、それを売って小銭を稼いだ。
 (草鞋作りに関してはプロ級設定)

・登城する日には一本だけ刀をさすことを許されたので嬉しかった。
 (二本ざしが認められなかったほど身分が低かった…という事らしい)


伊予松山藩のとある武家屋敷に仕える事となった左之さんは、大坂で働く機会を得ます。
大坂でぜひ一層の武道の稽古に励みたい、との訴えが聞き届けられ、働くかたわら道場で腕を磨く事を許されます。(すでにかなり腕が立つと認識されていた)

で、大坂で鍛錬に励む日々。(谷道場で学んだのもこの頃)

しかしある日飲んで眠りこけ、うっかり無断で門限破りをしてしまう羽目に。
(門限やぶりは大罪だったので、しかたなくこの時脱藩を決意)

なんか股間をもみもみされている夢をみてふと目覚めたら、
女の人にほんとにモミモミされていたというw 

で、行くあてに困っていた頃に、試衛館に食客として転がり込むことになったと。

原沖的にもほっこりできるシーンが多々。
二人で飲みに行くシーンわりとあるんですよね。

好きな子は遠くから見てるだけでいい……って感じの総司の草食系発言を聞いて
いやいや…もっとガツガツいこうぜ…とハッパかけてたり。

総司を元気づけるためにぼたん鍋でも食べに行こう、と誘ったり。

子供たちと遊ぶ時に得意の独楽を持ち出したら、
子供が好きなんですね~と総司に感心されたり。

原沖に飢えまくっているので、そういう何気ない会話のひとつひとつが貴重で嬉しい…。


そのほかこの本の左之さんの特筆すべき点

・新選組に入ってから政治のお勉強もしてすっかり弁も立つようになってる、という点。
 理詰めで近藤さんを言い負かすような一面もあり、
 近藤さん、土方さんには確かにその腕を買われてはいたが、存在自体は煙たがられていた感じ。

・超イケメン設定なので、女性からアプローチされまくり。おまささんも一目ぼれで猛アタック。
 自分から積極的に女性を落としにいくタイプとしては描かれていない。

・子供時代の極貧生活のせいか貧乏嫌い。妻子想い。

・可愛がっていた隊士の楠がスパイだったと知り、田んぼに追い詰めて切り捨てるシーンも、
 他の本に書かれているように、カッとなって切った…のではなく、
 捕まって拷問される事を恐れた楠がひとおもいに殺してくれと頼む展開になっており、
 情のある人として描かれている。
 そのため、拷問で楠から情報を引き出せなかった事をあとで近藤からひどく咎められる。

・内部抗争と粛清を繰り返す新選組を苦々しい気持ちで眺めているうち、次第に心が離れてゆく。
 
・竜馬暗殺の濡れ衣をきせられた…という有名なエピソードは、かなり異なる方向に展開。

・伊予での少年時代を共にすごした一番仲の良かった友人と、思わぬ形で再会。


永倉本読んだ時も思ったんですが、特別永倉さんと仲良かった、といった感じじゃなかったかな…。
総司との会話が多く、総司と仲良し設定…という感じかな♪


文章はややかため。永倉本ほどの読みにくさではないですが、
かたい文体の上にページ数が非常に多いため、
原田愛がなければ読みすすむのがしんどくなるかもしれません。

特に後半は「負け戦を重ね、あとはもう落ちてゆくばかり」…の重い展開ですからね…。

オススメ度は…
個人的にはタイトルだけでもう★5をあげたい気分ですが
分厚い本なので、原田ファンじゃなければちょいキツイかも…。

ややかたい文体なうえに、ページ数も膨大。
小説…というより原田半生記…といった感じの内容なので、
薄桜鬼ファン的には★3ぐらい。新選組より前の話が多いため、原田ファンじゃなければ前半しんどいかと。

過去エピソードに飢えている原田ファンの方になら★5でオススメ。

原沖的にも★5をあげたい…
(そんな原沖っぽいわけじゃないんだけど、ほかにあんまり原沖っぽい本ないというのもある)


原田スキーの方にならオススメできる一冊。一読の価値はあります。

でも左之さんにさほど興味がない方にはあえてオススメはしません。

「歳三と総司 誠を生きた男たち」

検索で新撰組関連図書で調べたらヒットしたのでそのまま図書館で予約して、借りた本です。
タイトルに、歳三と総司…とはありますが、どっちかというと、歳三×総司…に近いです。限りなく。

先日ちょっと読みかけたら地雷CPで慌てふためいた…と日記に書いてたのが、何を隠そうこの本です。

もともと原沖以外に薄桜鬼では萌えを感じない原沖至上主義ですが、沖田受やってるくせに、沖田受最大のメジャーCPが地雷とかありえないよな…と思ってずっと黙っていました。すみません。
実はまったくだめなのです…土沖。
(リアルで私と交流のある方は大体ご存じなのですが)

そのためこの本で土沖のキスシーンが出てきた時点で一旦読むのを停止。
まさか心の準備が必要だなんて露ほども考えてなかったので、防具なしで顔面に一本食らったような衝撃。

そのまま数日経過。

時間の経過と共にダメージから回復してくると
「途中まで面白い小説だったので続きが読みたい」という読書欲がむくっと芽生えてきました。
本は読みたい。だけど、CPが受けつけない。なんというジレンマ。嗚呼どうしたら。

単に脳内変換をやめて、一般図書としてフツーに読めばいいじゃん…と突っ込まれそうですが、
今は脳内があまりに原沖に毒されすぎててそう簡単には無心で読めない…。

と、ひとついい案を思いつきました。
土沖エロどんとこいなジャンル…黒乃奈々絵さんのピースメーカーのキャラに脳内変換すればさくさく読めるのではないか…と。
(お前は妄想フィルタなしでフツーに読めないのかフツーに…)

ピスメを見直し、土沖色に脳内を染めなおしてから再び本に挑むこと数時間。
おかげさまで最後まで読む事ができました。いい本でした。非常に面白かったです。

個人的主観からあえて一つだけ難点を挙げるとすれば、
土方さんの口調が、ピスメ寄りじゃなく思いっきり薄桜鬼寄り…ってとこかな。
せっかく脳内染めなおしてきたのに、そんなベラベラ喋られたら寡黙な土方さんのイメージがあああああ…
(ほんと個人的すぎるな…)

台詞的にあまりにも薄桜鬼の土方さんを彷彿とさせる箇所が多く、
そっちのイメージがちらつきそうになって焦る事もしばしば。
もう途中からは土方さんの脳内修正は諦め、
ひたすらピスメの沖田さんを必死に思い浮かべて乗り切りました。
(どんなカップリングなの一体)

面白い本だったんですが、脳内イメージを強引に軌道修正しつつ読むのに
エネルギーを激しく消耗したせいか、
感想を書くためにもう一度面白かった部分を読みなおそうという気力がわかない…すみません。

土沖スキーな方には★5でオススメです。
非常に読みやすい文体で書かれているので、
あんまりおかたい内容の歴史小説はちょっとなぁ…という方にも比較的とっつきやすいと思います。

ただ、土沖やBLが苦手という方は、そういう内容を含む小説であるという事をある程度覚悟して読まないと途中で慌てふためくかもしれません。私のように(笑)。
女性との恋も出てきますが、最初から最後までこの本の根底に流れるのは「土方×沖田」でした。


本の感想、というよりも
「この土沖本を原沖の私がいかにして攻略したか」というプロセスを解説しただけになっちゃいましたが、読み物としてはとても面白く、カップリングさえ気にならなければ楽しく読めるライトな本だと思います。
このCP好きなら感動の一冊になるのかもしれません。

BLやカップリング苦手な方は、無理に読まなくていいかな…。
読めない方のために、他書とは違う特筆すべき点などを挙げるとすると、

・土方は沖田に恋心を抱いていて、告白もしちゃう
・沖田も土方が好きなのでキスされても抵抗しないし、兄弟の契りも結んじゃう
・沖田に近寄る山南に嫉妬する土方。土方・山南・沖田…の三角関係勃発
・他流をぶらぶら渡り歩いていた土方が最終的に試衛館におさまったのは、なんと山南への敵対心が原因だった
・山南脱走の際、病気の沖田を山南のもとへ向かわせたのは、二人でどこか遠くで仲良くやってくれ…という土方の苦しい恋心によるもの
・肉体関係こそないものの、一緒の布団で寝たり、愛の告白やら愛の抱擁やら愛の接吻涙の別れやら…とにかく土沖的萌えシーン満載。
・「俺じゃ、ダメか?」と総司に聞くシーンがちょくちょく出てきます。
(発言者は土方さんだったり、井上さんだったり)

…こんな感じかな。
(改めて感想にすると凄い破壊力だなこの本…)

沖田さんはともかく、土方さんの話し方が「まんま薄桜鬼」でかなり饒舌なため
この本で無口なピスメ土方をイメージするのは難しいかと。

え…原沖的視点の感想?

原沖とかどうとかいう以前に、左之さんこの本に出てきたっけな~…
名前を見たり、何か喋ってたりした記憶が…全くでてこない…
(私の記憶もいい加減なので、もしどこかに出てたらすみません)

主人公二人を除けば、山南、井上…の登場頻度が高かったかな。
意外なのが、近藤さんの影が恐ろしく薄かった点。
確か平助もちょろっと出てきて総司と喋ってるシーンがあったと思います。
ラスト近くには姉のおみつさんとの会話も結構あって、なんだかほっこりしました。

誠を生きた男たち ~歳三と総司~誠を生きた男たち ~歳三と総司~
(2012/05/22)
河原総

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「新撰組顛末記」感想

長らく更新なくてすみません。風邪ひいてました。(いや今もまだスッキリしない)


新撰組唯一の生き残り・永倉新八が語り残した実戦談~「新撰組顛末記」読み終わりました。

著者・永倉新八、ですからね。やっぱり一度は読んでおきたいなと。

読みづらいよ、とは聞いていたんですがその通りでした。
少し読みすすむと眠くなる。(ちょw)
新八視点による語りじゃないですし、小説形式でもない。
第三者視点による永倉語り伝聞の記録…という感じです。

さらに文章がかたい事もあって、一生懸命文字を追ってるだけで瞼が落ちてくる…(寝るなああ)

そういう本なので…ぶっちゃけ「かなりディープな歴史オタ向け」という印象です。
薄桜鬼の新八ファンならウキウキ楽しく読める…とかいうライトな内容の本じゃないよ。
(おかたい内容の本わりと好きな自分でもしんどかった)

「薄桜鬼おもしろかったなぁ…。新撰組関連の歴史小説とかも読んでみようかな…何から読もう~…あ、新八さん書いた本なんてあるんだ!よし、これにしよう!」とかうっかり一冊目に飛び付いたら多分ココロ折れる…というか寝る(笑)。

「最近眠れなくて…」という方にはいいかもしれない。すごく眠くなるので。(ちょwww)

新撰組幹部の江戸時代らしい古い言い回しの台詞がちょくちょく登場しますが、
このへんはさすがに現代風にアレンジしてある小説の台詞とは違って、新八さんが語った内容だけにリアリティを感じますね。
文体や内容は固いですが、当時らしさをしのばせる生々しい台詞に着目して読みすすむと結構面白いかもしれません。
芹沢さんが芸妓の髪を切らせる話とか、その後日談なんかもあります。
芹沢さんやそのほか色んな人が、永倉さんの事を「永倉氏(ながくらうじ)」と呼んでたりします。
へえ、そんなふうに呼んでたのか~…面白いなぁ。

ちなみに、この本での芹沢襲撃に、原田さんの名前はありませんでした。

一番面白かったのは、やはり池田屋襲撃のくだりですね。
永倉さんの着物も切られてボロボロになったとか、いろいろ生々しい記述があって興味深かったです。

あんまり左之さんと仲良かったような話は出てこなかったけど、
近藤さんのやり方や言動にはちょくちょく反撃したり衝突してたみたいですね。
最後に近藤さんや土方さんと決別するシーンの台詞のみ抜粋しておきます。

甲州での敗戦で散り散りになった永倉は、残った隊士たちと新勢力を組織し、
あとで近藤、土方の両名を説き入れて会津で最期の奮闘をしようという事になる。

で、彼らが近藤のいる和泉橋医学所へ赴いて、その旨を伝えたところ、近藤の発言により決裂した、という場面です。


勇はそれを聞くよりふつぜん色をなし、「拙者はさようなわたしくの決議には加盟いたさぬ。ただし拙者の家臣となって働くというならば同意もいたそう」とキッパリ断った。離散した一同もせっかくたずねてきたのにこう近藤に突っぱなされると、怒気一時に燃えていずれも袖をはらって立ち去った。永倉も、「二君につかえざるが武士の本懐でござる。これまで同盟こそすれ、いまだおてまえの家来にはあいなりもうさぬ」と激しながら、だんだんこれまでの交誼の礼を述べ、原田、矢田などとともに立ち去った。───



この本じゃ、甲州での戦いでも近藤さんの指示めちゃくちゃでしたからね…。
兵士たちがどんどん脱走してるし、残ってる兵士も戦う意欲がないよ…撤退しようよって言ってるのに、
兵士たちには今から味方がいっぱいくるからって嘘ついてでもなんとか踏みとどませろ、とか。
嘘ついてでもって……そりゃ永倉・原田がそれ聞いてハァ?ってなった気持ちもわかるよな…

(で、結局あとで兵士たちに嘘がバレて総スカンをくらい、さらに味方として雇った近隣の猟師からも劣勢とみられるやいなや銃口を向けられ必死で逃げまくる始末)

兵が足りなくて近隣の猟師を臨時で雇った…とか、
敗戦後、江戸に逃げ戻るのに関所を通るため町人姿に身をやつしたり、さらには百姓姿になったりする永倉の記述とか生々しくて面白かったです。

アレ?感想書いてるとけっこう面白い本だったような気がしてきたよ…不思議…(笑)

いや、面白くないわけじゃないんですよね。
単に文章がかたくてスラスラ読みすすみにくいから、まともに最初から読破しようとすると睡魔が襲ってくるってだけで。

特に最初から順番に読まないと話がわからない…とかいう小説形式じゃないし、
自分の興味ある部分から読め始めても楽しいかもしれません。

オススメ度とかすっごい難しいな…… 

薄桜鬼ファン的には★2~3ってところ。
ディープな歴史オタ的には★4…あたりになるのかな。

さすがに私でも原沖で萌えられる点は探せなかった…(笑)。
萌えとか求めて読む本じゃない事は確か。
新撰組顛末記 (新人物文庫)新撰組顛末記 (新人物文庫)
(2009/05/11)
永倉新八

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「新選組一番隊 沖田総司」

「新選組一番隊 沖田総司」 (結喜しはや著)

小説ではありません。(ポエムっぽいのはあるけど)
史実に沿い、総司贔屓の筆者視点で、総司の足跡をひたすら辿ってゆく…という、総司ファンの書いた総司本。

史実を淡々と紹介するのではなく、「でもこの場合、私の総司だったらきっとこうしたはず…!」とか「総司に女遊びは似合わない」とか「総司だって書かれてはいないけどきっとイケメンだったはず…!」みたいな。

「こうあって欲しい!」…という総司ファンの願望が文章の端々に織り込まれている点が面白かったです。

以上。

さきほど「原田左之助―新選組の快男児」という本をポチってきました。届くのが楽しみでっす♪

「地虫鳴く」

※原沖Bookmark、という項目をここの右側に追加しました。(無断・私的ブクマです)
原沖を堪能できる素敵サイト様です。

※制作過程つづき…顔の色つけ
20120630-1.jpg
全体の色調整が終わったら、発光レイヤーで髪のツヤを入れ、頬、目、目の光、血などを順に描き入れます。
顔の仕上げは、塗り作業の中でも一番楽しい作業。線画(黒)を範囲指定しながら部分ごとに色変更し、最後に全体的に光の当たる部分を淡く発光させたら人物塗り終了。



「地虫鳴く」(木内昇)

ちょっとかたいお話で読むの大変でした(笑)。感想はたたみます。

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「総司 炎の如く」

おまけに感想ばかりじゃつまらないかな、と思い、絵の制作過程なぞちょろっと。(いやそれもつまんないよな…)
影つけを終えたあとの塗り工程。(SAI使用)
先日グレー一色でつけた影レイヤーをレイヤーマスクとして使用、各色三段階で塗り分けます。
20120627-4.pngこのあと各部の色を微修正。頬とか目とかツヤとかあとで塗ります。


今日の感想は「総司 炎(ほむら)の如く」(秋山香乃)。

読みやすい文章で、内容も面白かったです。たたみます。

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新選組秘帖

※本日の更新…ギャラリーに「見つめ合う原沖」絵を1点UPしました。



今日の感想は「新選組秘帖」(中村彰彦)。
短編集。
この中の「明治四年黒谷の私闘」という章は、原田左之助生存説に基づいたお話なので、その部分のみ感想を。

たたみます。

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「新選組血風録 総司燃え尽きる」

例の「見つめあう原沖絵」(笑)は昨日完成しました。
左之さんの髪を短髪にするか、もしくは風呂上がりのざんばら長髪にするかで悩んだんですが、
結局いつもの左之さんに(笑)。
ura001.jpg
今回目指したのは「いちゃいちゃしてないけども、絡みあう視線に愛がにじみ出てしまう原沖」。
(目指す方向が既におかしい…)
後日web用に再加工してギャラリーにUPしますね。新刊の原沖表紙とノベルティに使用予定。
これで表紙絵は全部塗り終えたよ…。やっとこさ本文にとりかかれる…(遅)

では「新選組血風録 総司燃え尽きる」(笹沢佐保) の感想、たたみます。
(目が滑るほどの長文なので、特に読まなくていいですww)

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「沖田総司 血よ、花と舞え」

「沖田総司 血よ、花と舞え」 岳真也
「新選組血風録 総司燃え尽きる」 笹沢佐保

読んだのはこの2冊。感想は時間の関係で上の一冊のみ。
「総司燃え尽きる」は笹沢佐保著ということで、大変楽しみにしていた一冊。
期待を裏切らぬ面白さだったので後日ゆっくり感想書きます。

本来なら、アニメ化された薄桜鬼黎明録の第一話感想でも書かねばならん日かもしれませんが…それはまた今度。

たたみます。


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輪違屋糸里/沖田総司拾遺 感想(原沖視点)

上の二冊の感想です。
だだだーっと読んでるので感想メモっとかないと何がどれだったか忘れそうなので自分用備忘録。

どちらも原田さんと沖田さんの仲よさげな会話シーンがあったので嬉しかったな。
ということで今回は原沖視点の感想です。

ちなみにひとつ前の日記にあった絵は、ざっくりと完成しまして、提出後、現在修正指示待ち♪
なんとか6月中に表紙だけは全部有る程度まで仕上げたかったのでホッとした…。
さあこれから自分の原沖表紙絵にとりかかるぞー。おー!

では感想たたみまーす。

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燃えよ剣

司馬遼太郎の「燃えよ剣」読みました。面白かったのでこれも一気に。
(しかし一発変換で「萌えよ剣」とでるうちのPCは一体…)

ギラギラした土方さんの熱血青春時代→冷血な鬼副長時代→土方さんの初恋→男の美学を貫いた最期…てな展開でした。

特に後半、お雪さんに恋して変貌する土方さんは良かったなぁ。
これまで読んだ本の中では土方好感度かなり高め。

(ちなみに今日読んだ別の本では女性への仕打ちが酷過ぎてもう土方好感度ダダ下がりであるw)

あ、…コメントありがとうございます。レスは今度まとめてさせて頂きますね。

感想はたたみます。

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一刀斉夢録

浅田次郎の一刀斉夢録、さきほど読み終わりました。すごかった。ふああ…面白過ぎる。
内容?……「一くんはマジで鬼」というお話でした。
(ちょ…簡略にまとめすぎだろw)

昨日読んで涙ぼたぼた落ちた壬生義士伝ほど切ない話じゃなかったけれど
それでも下巻の終わりにはうるっときちゃったな。

それよかこの心境を「面白い」の一言でしか表現できない己の語彙力の乏しさのほうが泣けてくるわ…(苦笑)。

一くんの回想による試衛館時代からの仲間のいろんなエピソードが読めたっていう点ももちろん良かった。
(本を選んだ当初の動機は間違いなくそれだったw)

まだまだ読みたい気持ちは山々なんですが、ぼちぼち原稿しないとやばい…。
ああでもまた図書館から次の本届いてますメールがwww 本の誘惑に耐えられるのか…
すでに予定してたスケジュールかなり押してるので今週は頑張ります。

新選組血風録・壬生義士伝

昨日は病院で長時間缶詰になってたので、途中の待ち時間に図書館に抜け出して借りてきたのが司馬遼太郎の「新選組血風録」。面白かった♪

多分薄桜鬼にはまる前に読んでたら「へえ…そうなんだ…」で終わったと思うんだけど、隊士の名前が出てくるだけでいちいちときめいてしまうww
普通の小説読んでこんなにときめく事が出来るなんて……なんだか新境地が開けた気分(笑)。

すっごいスピードで読み終えてしまったので、勢いで浅田次郎の壬生義士伝と一刀斉夢録も借りてみました。

壬生義士伝の後半は、もう涙なしに読み進む事が出来なくて…ゴミ箱にティッシュの山を築いてしまった……(苦笑)

あ、そうそう。原田さんと沖田さんが一緒に行動するシーンが一ヵ所だけ壬生義士伝に出てきたのはほんのちょっと嬉しかったんだけど、場面が場面だけに複雑な気分…。

近藤さんの養子・近藤周平を沖田さんが道場の稽古で顔が腫れるほど痛めつけて(ちょ…)、そのあと井戸で顔を冷やしてる周平に井戸の水を頭からぶっかけてさらにいじめまくってるのが沖田さんと原田さん……(まあ怒る理由はあるんだけども)

二人揃ってなんでそんな大人げない行動にwww 左之さん大人なんだから止めてくれwww  (←心の叫び) 

さあ、今から一刀斉夢録読もうか。

いや、小説読んでる場合じゃないんだけどな……。
でも今読むと幕末の時代小説が面白すぎて止まらない。

そうそう、薄桜鬼のゲームの方ですが。
黎明録斉藤ルートに入ったところ、斉藤VS沖田の初対面対決シーンが出てきました…あれ?
このシーン見たなぁ…。

以前原田ルートでこの感想書いた気がするんだけど、あれはもしかしたら原田ルートのBADEND回収しようとして間違って斉藤ルートBADENDに突入した時に見たエピソードを、原田ルートのものと勘違いして書いたのかもしれない…。
(さすがにもう一からやり直す気力がないので確認出来ないけど)
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Author:赤城 瞳




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隠れ腐女子で隠れ絵描き。アルビノスキー。
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