師走ぶるー
12月です。早いです。(汗)お人形作ってる場合じゃないな…アレはアレで楽しいけど♪
ラクガキは12月っぽい「師走ぶるー」でいってみます。続く、かも。
「なんだこれは?」
ジョミーから真っ赤な衣装を手渡される。
「サンタの衣装だよ」
「それは見ればわかるが…その…」
「着て」
「え?」
「だから着て」
ジョミーはさも当たり前のように言い放った。その勢いにちょっとたじろぐ。
だが僕は首を横に振り、ド派手な服をジョミーの胸につき返した。
……実は似たようなことがこれまでに二度ほどあった。
なんだかんだと言いくるめられて変な衣装に袖を通したが最後、激しく興奮した「暴走ジョミー」に襲われる、というのがお約束となっていた。あれは正直もう勘弁してもらいたい。身がもたない。
「ブルー、もしかして何か変な心配してない?クリスマス会で子供たちにプレゼント渡す時の衣装、サイズが合うかどうか見るだけだよ?」
「問題ない、僕は小柄だし、普通のサイズなら着られないってことはないはずだ」
「あ、だめだめ。これ女性用サイズだから細身なんだ。着てみないとわかんないって…」
「断る!」
二度あることは三度ある…とはよく言ったものだ。危なかった。…というか女性用とは何だっ?! 失礼じゃないか。君だって少し前までは僕よりうんと小さかったくせに。
その後もジョミーは猫なで声で懇願したり、脅迫に近い口調で迫ってきたりした。だが僕は頑としてその申し出を突っぱねた。
やがてジョミーは諦めたのか、尻尾をまるめて(?)すごすごと青の間から退散した。
(続く)
ラクガキは12月っぽい「師走ぶるー」でいってみます。続く、かも。
「なんだこれは?」
ジョミーから真っ赤な衣装を手渡される。
「サンタの衣装だよ」
「それは見ればわかるが…その…」
「着て」
「え?」
「だから着て」
ジョミーはさも当たり前のように言い放った。その勢いにちょっとたじろぐ。
だが僕は首を横に振り、ド派手な服をジョミーの胸につき返した。
……実は似たようなことがこれまでに二度ほどあった。
なんだかんだと言いくるめられて変な衣装に袖を通したが最後、激しく興奮した「暴走ジョミー」に襲われる、というのがお約束となっていた。あれは正直もう勘弁してもらいたい。身がもたない。
「ブルー、もしかして何か変な心配してない?クリスマス会で子供たちにプレゼント渡す時の衣装、サイズが合うかどうか見るだけだよ?」
「問題ない、僕は小柄だし、普通のサイズなら着られないってことはないはずだ」
「あ、だめだめ。これ女性用サイズだから細身なんだ。着てみないとわかんないって…」
「断る!」
二度あることは三度ある…とはよく言ったものだ。危なかった。…というか女性用とは何だっ?! 失礼じゃないか。君だって少し前までは僕よりうんと小さかったくせに。
その後もジョミーは猫なで声で懇願したり、脅迫に近い口調で迫ってきたりした。だが僕は頑としてその申し出を突っぱねた。
やがてジョミーは諦めたのか、尻尾をまるめて(?)すごすごと青の間から退散した。
(続く)